生肉包装用 PVDC

PVDC 樹脂 10 は、VDC-MA を懸濁共重合させて合成した感熱性樹脂です。光沢が高く、酸素、臭気、水蒸気に対する優れたバリア性を持っています。 PVDC 樹脂 10 は、PE、EVA などの材料とキャストまたはブローにより多層共押出フィルムに複合加工でき、水蒸気および酸素バリアに優れ、低温での熱収縮性能が優れています。 PVDC 樹脂 10 は、さまざまな生肉の包装や保護生地に適用できます。 

生肉包装用PVDCの特性

フィルムの特性(1)

注: (1) 5 層バリアフィルム: 積層構造 PE/EVA/樹脂 10/EVA/PE。フィルムの厚さは 55um ですが、PVDC 層の厚さは 4 ～ 6um です。フィルムサンプルは電子線照射されていません

放射線架橋。

(2)熱収縮条件：温度85℃。持続時間: 5秒。

※本資料に記載の数値はお客様の参考値であり、製品の規格値ではありません※

生肉包装用PVDCの特徴

優れた酸素、臭気、水蒸気バリア

強い靭性

高い熱収縮性能

優れた耐薬品性

良好な耐油性

優れた難燃性

GB9685食品衛生基準に準拠

生肉包装にPVDCを使用する場合の注意点

ＰＶＤＣ樹脂１０は、感熱性樹脂の一種である。滞留時間が長すぎると、流路が詰まり、機械の故障の原因になります。再起動する前に、マシンを分解してクリーンアップする必要があります。溶融処理中の熱劣化により、塩化水素 (HCL) ガスが発生します。

PVDC の場合、放射線架橋は PVDC 結晶層に対する一種の損傷であり、時間と強度が小さければ小さいほど良いです。架橋強度は、わずかな時間と強度で PVDC 結晶層を損傷することなく PE 架橋の目標を達成できます。放射線架橋の強度に応じて製品のバリアは低下します。

PVDC 樹脂の梱包と輸送

製品の特性を考慮し、衝突、雨、日光への暴露、汚染を防ぐため、輸送中は軽く積み降ろしする必要があります。製品は換気、乾燥、清潔な倉庫に保管する必要があり、積み重ねは固く禁止されています。梱包は1トン/袋または50kg/段ボールドラムです。